思い出は捨てられぬ〜OutlookからiCalへ
Outlookの予定表には思いでいっぱい。そういろんな思い出。パソコンで管理している様々なデータの中で、最も重要でセンチメンタルなデータと言えるかもしれません。
そんなOutlookの予定表をoutlook2icalを使ってiCalに移行することができたのでその紹介をば。
まずは何はともあれ、outlook2icalをダウンロード。
outlook2icalはマクロなのでOutlookを起動し、『ツール』→『マクロ』→『Visual Basic Editor』と辿りマクロ編集画面を表示させます。続いてダウンロードしたファイルを展開し、『ファイル』→『ファイルのインポート』で展開してできたファイルを全てプロジェクトにインポートします。画面はこんな感じになります。
これでマクロが実行できるようになりましたので、F5キーを押して実行します。すると、こんな画面が表示されますので、『実行』ボタンを押してマクロを実行します。
マクロを実行するとすぐにこのような画面が表示されます。
ここではどのカレンダーをエクスポートするかを選択します。通常はそのまま『Next』ボタンを押せばOKです。予定表をフォルダに分けて管理していて、そのフォルダのデータをエクスポートしたい場合は、『Other Calendar』を選択、『Select Calendar』ボタンを押しフォルダを選択してから『Next』ボタンを押し次に進みます。
この画面ではエクスポートしたい分類項目を選択します。選択した分類項目を持つ全ての予定が1つのファイルで出力されます。エクスポートしたい分類項目を選択したら、『Next』ボタンで次の画面に進みます。
ファイルの保存先とファイル名を入力します。その際、拡張子はicsとしてください。また、FTPサーバに保存することもできるようですが、試していないのでここでは省きます。
『Finish』ボタンを押し、エクスポート完了です。規定の状態では、現在の日付から40日前までの予定しか出力されませんので注意してください。全ての予定を出力したいのなら、マクロを自分で修正する必要があります。(標準モジュールiCalendarの110、118行目を削除すればOKです)
これで終わりではないので要注意です。このままiCalにエクスポートをすると文字化けを起こし『何人の予定表だ?』なんていう状態になってしまうので、文字コードの変換が必要です。これはこのマクロが出力するファイルの文字コードがShiftJIS、iCalが読み込むことができる文字コードがUTF8のためです。
文字コードを変換するソフトはいろいろとありますが、ここではこちらで公開されているKanjiTranslatorというソフトを利用させてもらいました。
KanjiTranslatorを起動し、先ほどエクスポートしたファイルをドラッグアンドドロップします。変換先文字コードを『UTF-8(BOM無し)』、改行を『CR』と設定し、『変換』ボタンを押して変換完了です。
これでiCalで読み込めるようになりました。エクスポートしたファイルをMac側を送り、Finderからファイルをダブルクリックします。iCalが起動し『イベントの追加』というダイアログが表示されますので、『OK』ボタンを押してインポート完了です。
これでMacへのSwitchが大きく進みました。残りはOutlookの連絡帳、メール。これらも思い出いっぱいなので何とかしたいところです。