文字化け様のお出ましだ〜Outlookの連絡先からアドレスブックへ

もう文字コードにはやられないぜ、とOutlookの連絡先をこちらのソフトを使い一括でvCard形式に出力、続いてMacが食べられる文字コードに変換。後はさくっとアドレスブックスに読み込ませて終了だ、これではネタにならないぜ、と嬉しいような寂しいような複雑な乙女心を味わいながら、そう俺は石橋を7回叩いて渡る男、全てのvCardを一気に読み込ませることなく、とりあえず1件だけ読み込ませてみた。

ギャーーーー。

どこぞの外国人のアドレスになっている。自慢ではないが生まれてから早30年、一度たりとも外国になんて行ったことなく、ましては外国人の知り合いなんていないのでこれは文字化け様のお出ましだ。

さてさて困った、困ったゾウ。困った時はGoogle様に訊いてみよう。いつものように「いっぱい広告Clickしますから」と心の中で念じながら思いつく限りのキーワードを駆使して検索。

おおお、流石はGoogle様じゃ。こんなバッチリの情報を授けてくださった。早速、お告げの通りにやってみると、バッチリ。今度は日本人のアドレスがちゃんと表示された。さあ、これでデータ移行も完了か、グッバイWindowsか、と思っていたら、

ギャーーーー。

何とフリガナがふられていない。そりゃないぜセニョリータ。何だ、あれか、日本独特の風習には対応してくれないか、2バイト圏に生まれた己の境遇を呪えってことか。ああ、そうですか、そうですか。

と、嘆いていても仕方がないのでvCardの中身を覗いてみると、やはりフリガナらしきものはない。そりゃ、俺は友人が少ないさ、全部手打ちしたって高が知れてるさ、それでもそんな家内制手工業は嫌なのだ、とそのまま不貞寝。

次の日、ふと気がついた。アドレスブックもvCardの出力をサポートしている、では、フリガナを設定したアドレスをvCardで出力したらどうなるのかと。おお、素晴らしき発想、自分の才能が恐ろしくなる。お母さん、こんなふうに生んでくれてありがとう。

では、早速試してみるとこんな項目がvCardに出力されていた。

X-PHONETIC-FIRST-NAME:タロウ
X-PHONETIC-LAST-NAME:アップル

おお、これぞまさしくフリガナ。よくぞ日本人に生まれけり。この通りのフォーマットでWindowsから出力したvCardに追加してアドレスブックに読み込ませたところ、バッチリちりちり、フリガナが表示されました。

やほーーい。

と、思ったのですが、数十件ものvCardがあるのです。これをいちいち追加していたら手打ちするのと変わりません。はてはて困った。どうしようか。仕方がない、自分でvCard出力プログラムを作るか。そうさ俺様は一応、職業を聞かれたらプログラマと答える男、こんなプログラムくらいちょちょいのちょいさ。