CommandとOptionの間には広くて深い溝がある、その2

ことえりはダメダメだと聞いていましたが、私はそんなことはない、頭の良い人たちが一生懸命作っているのだから、そんなことはないと思っていたのですが、やはりダメだったのでさくっとegbridgeを購入。Windowsで愛用していたATOKキーバインドを設定し快適な日本語入力を満喫していたのですが、ここでも不満が。あぁ、こんなに不満ばかり言っていると自分が我が侭な人間に思えてしまう。
何が不満って、日本語入力のON、OFFがさくっとできないことですよ。私は何となく格好良いと言う理由でUSキーボードを利用しているのですが、Commad + Spaceだと『前の入力ソースを選択する』という動作に割り当てられていて、一見、これでON、OFFができそうなのですが、そこには大きな罠があるのです。例えば、ひらがなモードで入力していて何気にカタカナモードに変更する、ここでCommad + Spaceを押すとOFFになって欲しいのですがそうではなく、ひらがなモードに戻ってしまうのです。これはもうストレス溜まりまくりでキーボードをバンバンと叩いてしまいそうなくらいのストレスです。もうムキーです。
このままでは愛しいMac miniMacBookを破壊してしまいそうなので何とかならないかとegbridgeのキー割り当てを見てみると、Option + Spaceで日本語入力のON、OFFが出来るとあるではないですか。あぁ、こんなことに気が付かないなんて、幸せはいつも傍にあるとまだ生きている婆ちゃんが言った通りだ。というわけで、これで快適な日本語入力が今度こそ満喫できるかと思ったら、またもやムキー。
Optionキーって酷く押しづらいのですよ。指が短く不器用な私には左手の薬指でOptionキーを押すなんて、快適にできないのですよ。あぁ、こんなところで指が短いことが欠点となるなんて。高校自体にフォークボールが投げたくて一生懸命に指の間を広げる努力をしていたつらい過去を思い出してしまった。卓球部だけど。
もうこうなったら仕方がない、いつも通りのマンネリな行動だがGoogle様に聞いてみよう。目指せ偉大なるマンネリ。キーバインド変更 + Macなどのキーワードで検索。が、なかなか見つからない、あれやこれやと目的のエロサイトを見つける時くらいの複雑さでキーワードを指定して行き着いたのが、あぁ、これは約束の地KeyboardMaestroというソフト。説明を見るとあれやこれや機能があるようですが、キーバインドが変更できると言う一点のみをひたすらに見つめてダウンロードして試してみる。
Option + SpaceをCommad + Spaceに置き換える。おおっと、忘れていた念のため環境設定パネルでCommad + Spaceを無効にしておくことを忘れてはいけない。そう俺は出かける前にガスの元栓を三回は確認する慎重な男。つまらないミスはしないぜ。
ドキドキしながらCommad + Spaceを押してみる。おおおお、見事に日本語入力のON、OFFが出来るではないか、いえーい、むひょー、これで快適な日本語入力が得られたぜ、と喜びに打ち震えながら何回もCommad + Spaceを押しているとどういうタイミングかわからないけど、切り替わらない時がある。これでは快適とは言えないと何回か試してみるけど、やはり切り替わらない時がある。
うーむと思案。古来から日本人は物事を考える際に頭に唾を塗るので理由はわからないが先人たちに則って、頭に唾を塗って考えてみる。何気にedbridge側で日本語入力のON、OFFをどの操作にも割り当てられていないCtrl + Shift + F1に割り当て、Keyboard MaestroでそれをCommad + Spaceに割り当て試してみる。そして何度も押してみる。ムヒョー、これだと何度押してもちゃんと切り替わる。
よく理由はわかりませんが、edbridge + Keyboard Maestroで快適な日本語入力が得られました。これで愛しいあの子に送る情熱のこもった恋文もさくさく打てるというものです。